今回は、エコバッグって本当にエコなのか?という疑問についてご紹介いたします。
今やエコバッグは当たり前のように使う時代になりました。
エコバッグっていつから日本にあるの?
レジ袋と比べて環境負荷はどのくらい違うの?
実はエコバッグはあまりエコじゃないことが分かりました。
その理由について16年ナチュラルライフを送る私が解説いたします。
エコバッグの起源

そういえば、「エコバッグ」という言葉を知ったのはいつだろう?

覚えてないなぁ~。
20年前には、マイカゴを使用していた気がする。。。
まずは、日本でのエコバッグの起源ですが、はじまりは30年以上前の1992年。
エコロジーショップを手掛ける株式会社GAIAプロジェクトが「エコバッグ」という言葉を用いてプロデュースを行いました。
当時、エコバッグの本場であるドイツでは布製エコバッグが多く使用されていました。
それを日本で普及させようとしたのが株式会社GIGAプロジェクトの常務取締役の石橋正次氏です。
そこから、大手スーパーなどで次々とエコバッグが展開されていきました。
「布製バッグの販売」や「マイバッグ利用で5円引き」など。
30年以上前に使われ始めた「エコバッグ」という言葉、今ではすっかり定着しましたね。

エコバッグが急速に普及したのは2020年7月
では、エコバッグが急速に普及したのはいつか。
それはレジ袋有料化が始まった2020年7月からです。

わたしも、レジ袋有料化に備えてマイバッグを買いました。
では、なぜレジ袋有料化が開始されたのでしょうか?
簡単に、以下のような経緯です。
- 海洋プラスチックごみの増加
- 世界全体での取り組みが急務となり議論が加速
- G20で共通のグローバルビジョンとして共有される
- 日本のプラスチック排出量は世界で2位
- 急いで対策しよう!
先進国からの影響があったんですね。
ただ、レジ袋有料化だけが対策ではありません。
レジ袋有料化をきっかけとして「消費者のライフスタイル変革」を目的としました。
いよいよ、日本も国民を巻き込んで環境問題に取り組む時が来たのですね。
エコバッグってエコじゃない!?
レジ袋有料化になった経緯は分かりましたが、
エコバッグは本当にエコなのか、環境保全に役立っているのかについて考えます。
実は、布製バッグは840回以上使用して初めてエコになるそう!

えっ!?とてつもなく多い。。。

毎日使ったとしても、2年以上ですね。
製品・サービスが生まれてリサイクルされるまでをライフサイクルと言い、
ライフサイクルの環境負荷を定量的に評価する手法を「ライフサイクルアセスメント」と言います。
ライフサイクルアセスメントによれば、レジ袋と比較してエコと言えるのは以下の回数以上だそう。
- 紙袋 11回
- 布製バッグ 840回
- オーガニックコットンバッグ 2,400回
おお、オーガニックコットンって化け物だな。。。
というのは置いといて。
一般的に使用されているエコバッグは布製バッグですので、840回以上は使用しましょう!という事です。
「じゃあバッグを洗う洗剤や水はどうなの?」と思いますが、まずは「すぐに使い捨てない習慣」を身に着けたいですね。

まとめ。エコバッグをきっかけにエコに興味を持ってほしい。
以上のことから、実はエコバッグ自体はエコではないことが分かりました。
ですが、レジ袋有料化だけが環境保全の手法ではありませんし、
レジ袋を減らすことだけが目的ではありません。
「消費者のライフスタイル変革」が目的なんですね。
極論を言えば、エコバッグを使わなくても良いのです。
今や環境に優しいレジ袋もあります。
大切なのは、物を大切に長く使い、
「環境に良いライフスタイルを身に付けること」です。
この記事が、ライフスタイルを振り返る良いきっかけになると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。