断捨離や片付けをしたいけど、どこから手を付けていいか分からない!という方。
実は、効率の良い断捨離の順番があります。
この通りにやればいい!断捨離や片付けの方法を実践編としてご紹介します。
断捨離は冷蔵庫から始めるべし!
どこから手を付けて良いか分からない方は、まずは冷蔵庫からチャレンジしてください。
その理由は、食べ物は賞味期限があるため要不要の判断がしやすいからです。
更に、冷蔵庫はある程度容量が決まっているため時間がかからない事もチャレンジしやすい理由のひとつです。
例えば、いつのか分からない調味料の小袋、賞味期限がとっくに切れた食品など、迷わず捨ててOKなものです。
このように判断がしやすい場所から始めることは、捨てる訓練にもなりますのでまずは冷蔵庫から始める事をおすすめします。

簡単な冷蔵庫から始めて訓練するんですね!
- 冷蔵庫のものを全て取り出し、テーブルなどに並べる(並べる場所が無い場合、床に新聞紙などを敷いてそこに並べましょう)
- 必要であれば冷蔵庫の中を拭き掃除
- 冷蔵庫から出したものから、必要なもののみ冷蔵庫へ戻す
- 残りは全て捨てる。
※瓶やペットボトルはその場で中身を洗って分別すると後で楽です。



判断が難しい場合は、下記のものだけを冷蔵庫に戻してください。
逆にこれらのものは捨ててOKです。
「もったいない」という考えで、捨てるのを思いとどまるのは辞めましょう!
食べないものをこのまま取っておく方がもったいないのです。
「せっかく買ったのにもったいない」と思えたら、それを学びにしてください。
もったいないから、もう次からは食べ切れる量だけ買うようにしましょう。
その心の痛みは訓練だと思えば良いんです。
その事を学ばせてくれた食品に感謝して「ありがとう」と言ってゴミ袋へ入れてください。
いかがでしょうか?
少しでも「できそう」と思ったら、冷蔵庫の断捨離をしてみましょう。
「やっぱり断捨離なんてできない」という方はこちらの記事をご参考にしてください。
次は食品庫(パントリー)に取りかかろう
冷蔵庫と同じように判断が付きやすいため、次は食品庫(パントリー)を断捨離してください。
キッチンや納戸にある食品を全て見直して、賞味期限切れのものは捨てます。
- 食品庫のものを全て取り出し、テーブルなどに並べる(並べる場所が無い場合、床に新聞紙などを敷いてそこに並べましょう)
- 必要であれば食品庫の中を拭き掃除
- 食品庫から出したものから、必要なもののみ戻す
- 残りは全て捨てる。
冷蔵庫の断捨離とほぼ同じ手順です。
戻すときに賞味期限切れまで数ヶ月に迫っているものは、取り出しやすいところに置く。
食べ切れないと思ったらフードバンクに寄付する。

せっかくの機会なので、ここで気付いた期限間近の食品は無駄にしないようにしましょう!
そして、捨てたものにはどんなものが多かったか確認しておくと今後のためになります。
例えばこんなもの。
などなど。
やむを得ず捨てるものの傾向が見えたら、対策をすると良いですね。
昨今は食品ロスが問題になっていますから、家庭での意識付けもとても大切です。
何より、お金がもったいないですからね。

我が家は食品庫は無いので、キッチンのこの2か所に食品を置いています。
災害時の乾麺や、塩砂糖のストック。お菓子やのど飴、お麩、お土産のラーメンなどがあります。
二人暮らしなのでこのくらいで十分だと思っています。


3か所目はキッチン
断捨離3ヶ所目はキッチンです。
キッチンは置いている物の種類が少なく持ち主が決まっている場合が多いため、断捨離初心者におすすめです。
おそらく、調理器具はお料理担当の人の持ち物だと思います。
複数人の持ち物が混在していないので、判断しやすいですよね。
- 戸棚や引き出しのものを全て取り出し、並べる
- まずは日常的に使っているものから戻す
- 年に数回しか使わないものは、他で代用できなければ戻す
- 残りは手放す
キッチンの断捨離基準は「使っているものを残す」ということ。
年に何回かしか使わないものは、ほかで代用できるのであれば手放しても良いと思います。
欠けた皿を金継ぎしよう!と思った方。
残念ながら今やっていないことは、ハードルが高いので今後もやらない可能性が高いです。
そしてキッチンから出たまだ使える不用品は、バザーやフリマ・メルカリで売る、不用品買取をする、寄付をするなどがおすすめ。
壊れているもの、割れているものは不燃ゴミで出しましょう。
たまに見かける「ご自由にどうぞ」も、環境的に出来る方はやってみてもいいですね。

我が家のキッチンはこんな感じ。
けっこう物が多いと思っているのですが、夫も料理をするため夫の持ち物は捨てられずこの量です。
食器も私の好みと夫の好みがあり、ちょっと多めになっています。



4か所目は洗面所とお風呂、トイレ
洗面所、お風呂、トイレも判断しやすいので、先に済ませておきましょう。
この辺で断捨離にも慣れてきて、捨てモードになってきたのではないでしょうか?
そんな方に注意して欲しいのは、家族の物には手を出さないこと。
その理由は、勝手に人のものを捨てると、あとでトラブルになる可能性が高いからです。
私は過去に親のものを勝手に捨ててトラブルになったことがあります…。

家族のものが気になってもグッと我慢しましょう!
- 戸棚や引き出しのものを全て取り出し、並べる
- まずは日常的に使っているものから戻す
- 洗剤などのストックはすぐに使いそうなものを戻す
- 残りは手放す
いつのかわからない未開封の洗剤は捨てましょう。使うと肌トラブルになる可能性があります。
他にも、こんなものは捨てて良いと思います。
洗面所、お風呂、トイレから出た不用品は、ほとんどが可燃ゴミや不燃ゴミだと思います。
できるだけ分別をしっかりして廃棄しましょう。
ゴミの分別についてはこちらで詳しくご紹介しています。
まだ使えそうなものがあれば、試しにメルカリに出してみると良いです。
整髪料や化粧品は開封してあっても売れることが多いですよ。

我が家の洗面所です。すぐに消費したいものは出して置くスタイルにしています。
私の化粧品は少なくしているつもりでもこれだけあります。まだ見直しの必要がありそうですね。



最後は、物別に断捨離する
キッチン、食品庫、お風呂、洗面所、トイレの断捨離が終わったら、残りはリビングと自室と納戸です。
そこは色々なものが混在していて、要不要の判断がとても難しい。
なので、物別に断捨離することをおすすめします。
自室やリビングにバラバラに置かれている物を場所別に断捨離してしまうと、後から後から同じような物ができてしまい二度手間になってしまう。
物別に判断していった方が圧倒的に効率が良いのです。

これはこんまりさんの本で紹介されている片づけ方法で、私もこれで一気に物を手放すことができました!
- 衣類
- 本
- 書類
- 小物
- 思い出の品
- 家中の「もの」を一か所に集める
- 要不要の判断をする
- 使う場所に戻していく
「使う場所に戻す」というのが重要です。それぞれ使う場所に戻せば探す必要もなく、戻し忘れもない。だから無くすことがなくなり、余計なものを買うことも無くなります。
1.衣類
物別の断捨離。まずは衣類からです。
- 家中の衣類を一か所に集める(オフシーズンの衣類も集める)
- 要不要の判断をする
- クローゼットに戻す
※玄関の靴も忘れずに
こんな服は手放して良いと思います。
衣類の断捨離をしていくと、不要な服の傾向が見えてきますね。
次に衣類を買う時はこんなことに注意すると良いと思います。
私のクローゼットはこんな感じです。冬のコートはしまわずに出しっぱなしにしています。
ワンピースなど丈の長いものはハンガーにまとめるとスッキリ収納しやすくておすすめ。
さらに、ハンガーを同じものに統一するとスッキリ感が増しますよ。


そして不要になった服は、売るかリサイクルへ回すようにしましょう。
資源ゴミとして回収している自治体は、ゴミとして出すのも良いですね。
売るとしたらメルカリや買い取りサービスの利用がおすすめ。
リサイクルをするならリサイクルボックスを利用してください。
衣類のリサイクルについては下記の記事でまとめています。リサイクルボックスは意外と近くにあるんですよ。よろしければご参考にしてください。
売る場合は宅配買取がオススメ。こちらの記事で実際の買い取りの様子をご紹介しています。
2.本
物別の断捨離。2つ目は本です。
- 家中の本を一か所に集める
- 要不要の判断をする
- 本棚に戻す
こんな本は手放して良いと思います。
逆にこんな本は残して良いと思います。
※借りている本が出てきたらすぐに持ち主に返しましょう!
こちらは我が家の本棚。
何度も読み返す本とサイン本以外は売るか、本が好きな甥っ子にあげるようにしています。

そして不要な本は売るのがオススメ。
本は多少傷んでいても読める状態であれば売れます。
大量ならブックオフ、少量で一冊ずつ売りたいならメルカリが良いと思います。
こちらは実際に買い取りをお願いした様子です。ご参考にしてください。
売るのが面倒な人は寄付をしてもいいですね。
3. 書類
物別の断捨離。3つ目は書類です。
- 家中の書類を一か所に集める
- 要不要の判断をする
- 保管場所に戻す(一か所にまとめておくのをオススメします)
こんな書類は手放して良いと思います。
残しておいた方が良い書類
書類は大切なことが書かれていることもあるので廃棄方法に注意してください。
家にシュレッダーがある方は少ないと思いますので、溶解サービスへの申し込むと手軽で便利ですよ。
ヤマト運輸さんの溶解処理サービスは職場で利用していますが、安価で申し込みも簡単です。

4.小物類
物別の断捨離。4つ目は小物類です。
小物は多いので、カテゴリー別に進めるのがポイント。
主なカテゴリー
- 家中の小物類を一か所に集める
- 要不要の判断をする
- それぞれ使う場所に戻す
こんなものは手放して良いと思います。
最近は銀行の取引履歴はネットで見られるので、通帳自体手放しても良いですよね。
使わない筆記用具はできれば売りたいのですが、あまり売れないので職場で使ったりしています。

通帳は全て電子化し、ひとつも持っていません。今のところ特に不便に思うことはないです。

5. 思い出の品
物別の断捨離。最後の5つ目は思い出の品です。
思い出の品はなかなか手放す判断が難しいもの。
断捨離の最初に取り組むにはハードルが高すぎるので、最後にしています。
- ひとひとつ向き合って要不要の判断をする
思い出の品は人によって判断基準が違うので、ひとひとつ向き合うしかありません。
例えばこんな基準で不要の判断をします。
その基準で手放して良いものの一例
ちょっとドライですが、私は卒業証書や卒業アルバムも手放してしまいました。
特に見返すこともないし、思い出は心に刻まれているから良いと判断しました。
その分、父の形見の壊れた時計は今でも大切に持っています。
思い出の品は、人それぞれ判断基準が違います。
そして、メンタル的に辛い作業となる方もいると思います。
私は「思い出の品の断捨離」は、無理せずゆっくりと進めていくといいですね。

まとめ
今回は断捨離の手順を紹介しました。
あなたが断捨離をしようと思ったきっかけは何でしょうか?
断捨離の目的は何でしょうか?
断捨離は、続けると物との向き合い方が変わってきます。
あなたが断捨離をすることで叶えたかった未来を叶えるため、断捨離を頑張ってみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。