海を汚染するマイクロプラスチックをどうにかしたい!
でも、忙しくてエコライフなんて送っていられない。
そもそも何をしたら良いのかわからない。
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
この記事では、忙しい方でもできるマイクロプラスチック対策5つをご紹介しています。
毎日使っているものを変えるだけ、の簡単な方法です。
今回の記事では、約16年エコライフを送ってきた筆者が、マイクロプラスチックとはなにか?
わたしたちにできるマイクロプラスチック対策についてご紹介しています。
マイクロプラスチックってなに?
マイクロプラスチックとは何かご存じない方に簡単にご説明します。
ご存じの方は読み飛ばしてOKです!
- マイクロプラスチックとは:直径5mm以下のプラスチック片
- 種類
- 一次マイクロプラスチック
歯磨き粉や洗顔料に含まれる、マイクロビーズ - 二次マイクロプラスチック
紫外線などにさらされ細かくなったプラスチック
- 一次マイクロプラスチック
- 存在する場所:世界中の海中や砂浜
家庭から出されたゴミは100%ゴミ処理される訳ではありません。
出されたゴミから、ビニール袋などが風で飛んでいく。
意図せずに落とす。
プラスチックは分解されないので、最終的には海へと流れつきます。
海へ流れついたプラスチックゴミが、劣化し細かくなりマイクロプラスチックとなるのです。
更に、マイクロプラスチックは意外なところからも排出されます。
- 歯磨き粉
- スクラブ系の洗顔料
- ボディソープ
- 食器洗い用スポンジから出る小さなかけら
これらは、みんな毎日している行動ですね。
出したゴミが飛んで行ったり、歯磨き粉だったり。
私たちは、普通に暮らしていてもマイクロプラスチックを排出しているのです。
マイクロプラスチックが増え続けるとどうなる?
マイクロプラスチックが増え続けると環境に悪い影響があります。
- 水質が悪くなる
- 海の生き物の体内に入り、死んでしまう場合がある
- 餌となる生物が減り、魚介類の生育に影響が出る
- 魚介類などを介して人間の体内にも入る
マイクロプラスチックはとても小さなものです。
そのため、気づかないうちに人間の体内にも入ってきます。
実際2023年7月に、心臓手術を受けた人の心臓からマイクロプラスチックが検出されたことが明らかになりました。
他にも、血液や肺などの内臓、母乳、精液。
これらもマイクロプラスチックが検出されています。
参考:ウォータースタンド株式会社「マイクロプラスチック 海洋汚染と人体への影響」
マイクロプラスチックの人体への影響については、研究が始まったばかりだそうで、現在は詳しいことは分かりません。
ですが、自分の体にプラスチックが入っていると思うといい気持ちはしませんよね。
今後も、マイクロプラスチックは増え続けると予測されています。
マイクロプラスチックが増え続けると環境に良くない影響を与えます。
なので今、ひとりひとりがマイクロプラスチック対策をすることが非常に大切なのです。
すぐできるマイクロプラスチック対策
ではマイクロプラスチックを減らすためにどうしたらいいのか?
日常生活に取り入れるだけのマイクロプラスチック対策5つをご紹介します。
- 洗顔料を変える
- 歯磨き粉を変える
- メイク用品を変える
- 食器洗いスポンジを変える
- お風呂洗いスポンジを変える
1.洗顔料を変える
毎日使う洗顔料をマイクロビーズ不使用のものに変えるだけ。
洗顔料に含まれるマイクロビーズもマイクロプラスチックです。
スクラブ系の洗顔料にはマイクロビーズが使われていることが多いようです。
また成分表示で確認されているのは、「ポリエチレン末」「ポリエチレン」「コポリマー」だそうです。
これらが含まれない洗顔料に変えるだけでマイクロプラスチック対策になります。
ちなみに私は石鹼100%の純石鹸を使用しています。
2.歯磨き粉を変える
歯磨き粉も、歯磨き粉をマイクロビーズ不使用のものに変えるだけ。
毎日使う歯磨き粉を変えるだけでマイクロプラスチック対策になります。
歯磨き粉にマイクロビーズが使用されているかどうかは、化粧品メーカーの方針を確認すると良いと思います。
今の時代メーカーにとっても環境対策は必須ですから、ホームページなどに記載があるはずです。
歯磨き粉のメーカーで有名な花王は、マイクロビーズについて記載があります。
花王「マイクロプラスチックビーズ」
2016年末にマイクロプラスチックビーズの代替素材への切り替えが完了しているそうです。
ますば、あなたが今使用している歯磨き粉にマイクロビーズが使用されているか確認してみましょう。
もし使用されている場合は、次に購入する歯磨き粉をマイクロビーズ不使用のものに変える。
それだけでマイクロプラスチック対策になります。
私はGUMを使用しています。
3.メイク用品を変える
メイク用品にもマイクロビーズが使用されていることがあります。
買い替えの際に、マイクロビーズ不使用のメイク用品に変えることを検討してみてください。
マイクロビーズ不使用を謳っているメイク用品もあります。
日本では探すのが少し大変かもしれませんが、意識的にオーガニックの商品を選ぶと良いと思います。
メイク用品買い替えのタイミングで、環境に優しい商品もあることを思い出してみてくださいね。
4.食器洗いスポンジを変える
食器洗いスポンジからもマイクロプラスチックが排出されています。
これは天然素材に変えると防ぐことができます。
セルロース素材のスポンジ。
天然素材のたわし。
びわこふきん。
これらはマイクロプラスチックを排出する心配がありません。
食器洗いスポンジって使ううちに欠けてきたりしませんか?
使用中に出る小さな切れ端がマイクロプラスチックとなります。
次回の買い替え時、選ぶなら天然素材でできているものにしてみませんか?
洗剤の泡立ちが悪かったり洗い心地は変わりますが、慣れればさほど気になりません。
私はAmazonで購入したセルローススポンジを使用しています。
5.お風呂洗いスポンジを変える
お風呂洗いスポンジからもマイクロプラスチックが排出されています。
食器洗いと同様、スポンジを天然素材に変えてみましょう。
天然素材のお風呂洗いスポンジはドラッグストアには置いてないかもしれません。
例えば、「持ち手がついているたわし」や「大きめのセルローススポンジ」など。
メラミンスポンジはメラミンが環境に良くないのでNGです。
お風呂洗いも毎日のことですから、環境に優しい天然素材のものに変えてみましょう。
以上の5つをご紹介しましたが、取り入れられそうなものはありましたか?
普段使っているものを変えるだけなら忙しい毎日でも無理なくできそうですね。
皆様ご存じの、こちらのプラスチック対策は随分と浸透してきましたね。
・エコバックの利用。
・プラスチックストローを使わない。
・使い捨てスプーンなどをもらわない。
とても喜ばしいことだと思っています。
まとめ
今回の記事ではマイクロプラスチックはどんなものか、私たちができる対策5つをご紹介しました。
ご紹介した5つの対策のうち、取り入れられそうなものはありましたか?
日常的に使用する商品を変えるだけなので、比較的簡単ですね。
簡単でも立派なマイクロプラスチック対策と言えますよ。
忙しいからエコライフなんて送っていられない!という方でもできる方法です。
エコライフは忙しくてもできることがたくさんあります。
大切なのは継続することです。
私たちにできることを増やしていき、地球環境を良くしていく助けになりましょう。
エコな商品を購入するならエコデパジャパンさんがおすすめです。
さまざまなエコ商品が揃っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。