お洗濯もナチュラルにしてみませんか?
この記事では、初心者でも簡単に取り組める3つのナチュラルなお洗濯方法をご紹介します。
それぞれのお洗濯方法と、実際に長年試してみた感想を詳しくレビューしています。
1回あたりのコストも算出しています。
ナチュラルにお洗濯する自分に合った良い方法を知りたい方、ぜひお読みください。
ナチュラルクリーニングな洗濯方法3選
ナチュラルにお洗濯をする方法は、主に3つあります。
全て、これまで私が実践してきた洗濯機を使う方法をご紹介します。
かかる手間は3つとも同じくらいです。
洗濯の時に洗濯機に入れるだけなので、手間はほとんどかかりません。
違うのは、かかるコストと汚れ落ちです。

それぞれを、詳しくご紹介していきます!
セスキ炭酸ソーダを使ったお洗濯
一つ目は、セスキ炭酸ソーダを使ったお洗濯方法です。
セスキ炭酸ソーダ自体のアルカリ性のチカラで、皮脂汚れや血液汚れを落とします。
これは布ナプキンのお洗濯で有名ですよね。
私も、布ナプキン使い始めるときにセスキ炭酸ソーダを購入しました。
セスキ炭酸ソーダを使った洗濯方法
水30Lに対する使用量
セスキ炭酸ソーダ:小さじ2~3(約20g)
溶かした水に手を入れて指先を擦り合わせた時、指先が少し滑るようなツルッとした感触があれば十分です。
- 洗濯物を洗濯槽に入れ、水量を決める。
- スタートボタンを押し、給水しながらアルカリ剤を振り入れる。石鹸のような溶かし込みは不要。
- 1~2分攪拌して一旦スイッチを切る。
- 半時間~3時間程度浸け置く。一晩浸けおいても良い。
- 3分程度攪拌してから濯ぎ~脱水に移る。濯ぎは1回で十分だが、不安なら2回行う。
衿袖の黒ずみや酷い油汚れ、泥や化粧品等の激しい汚れはアルカリ洗濯では完全に落とせません。石鹸で部分洗いしてからアルカリ洗濯をして下さい。
参考:石鹸百貨「アルカリ洗濯」

セスキ炭酸ソーダを使った洗濯:感想
ナチュラルに、あまりお金をかけずにお洗濯したい方にオススメ。
まずは素材が環境にやさしいので使っていて安心。
そして、セスキ炭酸ソーダは安価に購入できるので、とてもお財布に優しい商品です。
デメリットとしては、浸けておくのが少々面倒です。
また、全ての汚れを落としてくれるわけでは無いので、下記は予洗いが必要です。
・お子様がスポーツをされていて泥汚れがある場合
・食べこぼしなどのシミ
・襟袖の黒ずみ
ただ、皮脂汚れについては合成洗剤より落ちるのではないかと思っています。
臭いや汚れが落ち切らない衣類などがありますよね。
それをしばらく浸けておくと、水に茶色い汚れが溶けだしてきます。

こんなに汚れてたのか~!とビックリします。
その様子はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
いきなり洗濯機で使うのは信用できないよ、という方。
まず洗面器やバケツなどを使ってお試しください。
特に白い衣類だと、汚れ落ちが実感できると思います。
もちろん、布ナプキンの血液汚れもしっかり落ちますよ。
手間はかかるけどお値段はお手頃だし、汚れ落ちも十分です。
洗濯1回あたり3~8円
- ナチュラル度○
- コスパ◎
- 汚れ落ち◎
- 手間△
セスキ炭酸ソーダを使って、服に付いたイカスミを落としてみました。
こちらもご参考にお読みください。
こちらは、ブラトップをセスキ漬けしたら水がとんでもないことになったことと、ハンカチの生乾き臭が消えた様子です。
マグネシウムを使った洗濯方法
二つ目は、マグネシウムを使ったお洗濯方法です。
マグネシウムが水と反応し、弱アルカリ性の水になることで汚れを落とします。
製品としては「洗濯マグちゃん」が有名です。
マグネシウムを使った洗濯方法
まず、洗濯用のマグネシウムはこんなものです。
頑丈なネットの中にマグネシウムの粒がたくさん入っています。
洗濯の方法は、洗濯機に入れて洗濯ものと一緒に洗うだけ。
洗剤は入れなくても大丈夫ですが、15分以上洗いをしてください。
洗ったあとはしっかりと乾燥させます。
もちろん、界面活性剤、香料、漂白剤は入っていません。
安心安全の無添加商品です。
赤ちゃんやペットが居て、肌に触れる衣類を安心できる方法でお洗濯したいという方に良いですね。
すすぎは1回で良いので経済的でエコ。
なんと300回も使えるそうです。
他の洗剤との併用もできます。
マグネシウムを使った洗濯方法:感想
使ってみた感想は、汚れが落ちているのか良くわからないがスッキリしている、です。
洗ったあとに嫌な臭いがしなく、スッキリしている感じがします。
襟袖などの汚れは落ちませんが、襟袖汚れは合成洗剤でもあまり落ちないので、そこは同じですね。
現在使用中ですが、タオルの嫌な臭いは消えてくれました。
まとめると、赤ちゃん用の衣類をお洗濯するのには十分。
排水への害が無いので環境にやさしい。
合成洗剤の独特の香りが無く、無臭でお洗濯できる。
導入費用が高く感じる。
洗濯1回あたり13~14円(2個利用の場合)
- ナチュラル度◎
- コスパ△
- 汚れ落ち○
- 手間○
無添加洗剤を使ったお洗濯
三つ目は、無添加洗剤を使ったお洗濯方法です。
無添加の洗剤を選ぶだけで、あとは合成洗剤と同じように使います。
液体せっけんやこだわりの無添加洗剤など、種類はたくさんあります。
無添加洗剤を使った洗濯方法
特にコツはありません。
他の合成洗剤のように洗濯機に入れるだけです。
無添加洗剤を使った洗濯方法:感想
お金はかかりますが、手軽に使えるところが良いです。
何も気を遣う必要がありません。
汚れ落ちは、合成洗剤と同じくらいかな、と思います。
界面活性剤が多く含まれる合成洗剤を使っていると、臭い戻りがある。
とSNSで目にしたことがあります。
それで無添加洗剤を使うことにより、臭い戻りが無くなるかな~と期待しました。
結果は何となく臭わないな~という感じです。
無添加洗剤のデメリットは、価格が高いことと、買い物の頻度が高くなることです。
洗濯1回あたり14~53円
- ナチュラル度◎
- コスパ△
- 汚れ落ち◎
- 手間◎
まとめ:3つの洗濯方法を試してみて
ご紹介した3つの洗濯方法ですが、それぞれに特徴がありました。
<特徴まとめ>
セスキ炭酸ソーダ | マグネシウム | 無添加洗剤 | |
ナチュラル度 | ○ | ◎ | ◎ |
コスパ | ◎ | △ | △ |
汚れ落ち | ◎ | ○ | ◎ |
手間 | △ | ○ | ◎ |
今は無添加洗剤を使っていますが、この物価高でコスパが悪いのが気になっています。
無添加洗剤を使い切ったら、マグネシウムをもう一度使ってみようと思っています。
繰り返し使えば無添加洗剤よりお手頃だし、完全なる無添加ですよね。
今度こそ、汚れ落ちをしっかりと検証します。
セスキ炭酸ソーダは、皮脂汚れが気になる肌着や白い洋服など個別で洗うときに使っていて、汚れ落ちの良さに助かっています。
浸け置きに時間がかかるので休日専用です。
このように、それぞれを使い分けることも良いと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。