リラックスして心地よくお掃除したい方に、ほうきを使ったお掃除をおすすめします。
ほうきは電気を使わないので環境にやさしく、音も出ないので静か。
汚れが気になったとき、早朝でも夜でもお掃除ができます。
掃いてちりとりに入れるだけだから使い方も簡単。
特に掃除機で吸いにくい猫砂のお掃除に向いています。
忙しい日常でも、掃除の時間が快適になるほうきのこと。ぜひ最後までお読みください。
ほうきの正しい使い方
まずは、ほうきの使い方をご存じない方へ、ほうきの正しい使い方についてご紹介します。
「正しい使い方」といっても、難しくはありませんのでご安心ください。
あの、今の10代20代の方って、学校や家ででほうきを使ったことはあるのでしょうか?
30代後半の私は、もっぱら家の掃除はほうきでした。
教室の掃除もほうきだった気がしてます。体育館はモップでした。
だから、ほうきの使い方は子供の頃からマスター済でございます。
基本的な持ち方と姿勢
柄の長いほうきをお持ちの方。広いお部屋(場所)のお掃除をされる方。
使うときの基本的な持ち方と姿勢を知ると、お掃除がもっと楽になります。
まず、ほうきの柄をしっかりと両手で持ちましょう。
右手を上に、左手を下に持つとバランスがとれます。左ききの人は、反対に持つとやりやすいです。

次に、姿勢です。
背中をまっすぐにして立ちましょう。
腰を曲げずに、ひざを少し曲げると楽です。これで、長い時間お掃除をしても疲れにくくなります。

中腰で長時間お掃除すると、きっと腰が痛くなります。ご注意ください。
効率的な掃き方のコツ
効率的に掃除するためのコツを知ると、時間をかけずにきれいにできます。
「ゴミを集めるのはココ!」と決めて、そこに向かってゴミを集めていくイメージです。
広いお部屋や庭の場合は、ブロックで分けて掃くと効率よくできます。
ほうきを床や地面に押し当てず、軽くなでるくらいがちょうどよいです。
チカラなんて全く要りません。
ほうきで集めたゴミは、ちりとりで取ります。
ちりとりを床にしっかり押さえ、ほうきでゴミを集めます。
最後に、ほうきの毛先が汚れている場合には、ほうき自体をお掃除してください。
からまったゴミを取り除く程度で良いと思います。
ほうきのお掃除をたまにしかせず、まとめてやろうとすると絡まってなかなか取れないことも…。
こまめにゴミを取り除いておいた方が、あとあと楽だと思いますよ。
ほうきの種類と選び方
ほうきには大きく分けて2種類あります。
- 外を掃除するほうき
- 家の中を掃除するほうき
細かく分けると、とってもたくさんのほうきがあります。
用途によって長さも硬さも素材も様々。
先人の知恵が今も生きています。
外を掃除するほうき:種類と素材
外を掃除するほうきは主に2種類。
- 枯れ葉などを集める竹ほうき
- コンクリート上の砂などを集めるシダホウキ
竹ほうき
2本立っている左の方が竹ほうき。
素材は、その名の通り竹です。
ちなみに右のは熊手で、彼らは枯れ葉集めの名人たちです。
田舎に暮らしていると必須のお二方となっております。
熊手はプラ製のもありますが、竹の方がしなって自由が利くので好きです。

シダホウキ
こちらがシダホウキです。
シダホウキの素材は、植物の繊維です。
よく見る屋外用のほうきで、あまり長持ちしない印象があります。

家の中を掃除するほうき:種類と素材
家の中を掃除するほうきも、主に2種類あります。
- シュロのほうき
- 座敷ほうき
シュロのほうき
シュロの木の繊維から作られた、シュロのほうき。
やわらかくて細かいのが特徴。
見た目におしゃれで好きです。


座敷ほうき
コキア(ほうき草)から作られたほうきです。
ざっくりしてコシがありますが、しなやかさもあります。
手編みの模様が非常にきれいで、デザインが豊富で選ぶのが楽しい。
私が持っているのはこのタイプです。(実際の写真です)


それぞれの素材の特徴を知って、自分に合ったほうきを選びましょう。
ほうきを使った掃除のメリット
ほうきを使ったお掃除は面倒に思うかもしれませんが、実はメリットが多くあります。
様々な選択肢がある今だからこそ、ほうきを使ってみて欲しいと思います。
電気を使わないから環境に優しい
ほうきは電気を使わないから、地球にやさしいお掃除方法といえます。
さらに電気代の節約にもなります。
掃除機にかかる電気代は1日あたり約3〜6円、1年間で約1,818〜2,200円。
少しですが、お財布にもやさしいですね。
音が出ないから掃除機に比べて静か
ほうきで掃除をすることは、掃除機に比べてとても静かです。
音を気にせずに掃除ができるので、特に夜や早朝など、静かにしていたいときに便利です。
そしてほうきで掃く音は、心地よく心を穏やかにしてくれます。
リラックスして、快適なお掃除の時間になりますよ。
ほうきを使った静かなお掃除で、心地よい時間を過ごしましょう。
隅まで細かく掃除できる
ほうきを使った掃除には、隅まで細かくきれいにできます。
まず、ほうきの毛は細かくてやわらかいので、部屋の隅や家具の下など、掃除機が入りにくい場所にも届きます。
ほうきを使うことで、見えないほこりや小さなゴミもきれいに集められます。
柄が長いほうきなら、高い場所や狭い場所も簡単に掃除できます。
例えば、天井の隅や家具の後ろも、柄の長いほうきなら楽に掃除できます。

ほうきを使用する上での注意点
ほうき掃除には簡単な注意点があります。
- ほこりが舞うので急いで動かさない
- ほうきが痛むので力を入れ過ぎない
- こまめに手入れをする
- 毛先が痛むので立てて置かない
さらに、ほうきを使う前に、床や家具の表面を軽く水拭きする方法も有効です。
水を含ませたぞうきんで表面を拭くと、ほこりが固定されて舞いにくくなります。
これで、ほうきを使ってもほこりが舞いにくくなります。
長持ちさせるための手入れのポイント
ほうきを長持ちさせるためには、定期的な手入れをしましょう。
掃除後は、ほうきの毛先に付着したゴミやホコリを手で取り除きます。
ゴミやホコリが残っていると、ほうきの効果が落ちるだけでなく、毛先が曲がったり傷んだりする原因になります。
ほうきの収納方法
ほうきはぜひ、吊るして収納して欲しい。
ほうきの毛を下にして立てかけておくと、毛先が曲がって使いにくくなります。
壁に目立たないフックを付けて吊るすと、インテリアのようで素敵です。
使わない時でも、見ているだけで癒されますよ。
私が持っている座敷ほうき、職人さんの手作りです。茨城県のつくばで作られたそうで、道の駅で購入しました。

ちょっとお高いですが、ネットでも売られていました。
ほうきを使うメリットとデメリット
ほうきと掃除機、それぞれの特徴
ほうきと掃除機の比較をしてみました。
どちらも良いところがありますので、使い分けをしても良いのかと思います。
- 手軽さ:電源不要で手軽に使える
- 静かさ: 掃除機に比べて静かで、周囲の騒音を気にせずに使える
- 使いやすさ:充電やコードの制約がなく、自由度が高い
- ゴミの取り除きやすさ:細かい部分のゴミが取りやすい
- 効率性:細かいホコリやゴミも効率的に吸い取れる
- 時短効果:大きな面積を効率的に掃除でき、時間を節約できる
- 操作の簡易性:ワンタッチで操作でき、使いやすい
- 静音性:最新の掃除機は静音性が高く、静かに使用できる
ほうきを使うメリット
- 手軽さ:ほうきは電源不要で、いつでも手軽に使えるため、急な汚れや掃除が必要な時に便利です。
- 静かさ:掃除機に比べて静かなので、夜間や早朝など、周囲の騒音を気にせずに掃除できます。
- 使いやすさ:コードや充電の心配がなく、自由度が高いので、家のあらゆる場所で使いやすいです。
ほうきを使うデメリット
- 時間がかかる:掃除機に比べて効率が悪く、広い範囲を掃除するのに時間がかかる場合があります。
- 効率が悪い:細かいホコリやゴミを取り除くのに掃除機に比べて効率が悪いことがあります。
まとめ
ほうきは多少は時間がかかっても、メリットの方が多くあると思います。
電源が要らないから手軽だし、音も静かです。
早朝でも夜中でも、気づいたときにサッとお掃除できます。
良いものを選べば長く使うことができ、買い替えの回数も少なくて済むのでお財布にもやさしいのです。
そしてほうきで掃く音は心地よく、リラックスして快適にお掃除することができますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。